システム概要

DEMAND RESPONSE
設備の最適利用により、エネルギー効率化を実現。
ディマンドリスポンスは電力系統の需給逼迫が予想される時間帯(夏季:正午過ぎ、冬期:朝・晩など)において、需要家が電力会社等の要請に応じ、節電や遊休自家発を稼働させることにより、ピーク需要削減に寄与する仕組みです。
要請に応じ、ピーク需要削減を実施した需要家に削減量に応じた報酬が支払われます。
電力使用量

ディマンドリスポンスの手法

下記A~Dの手法により電力系統の需給逼迫が予想される時間帯において柔軟な需要抑制を行いピーク需要を削減します。
ピーク需要抑制手法別の特徴

事例紹介 ~自家発の場合~

停電対策の目的で導入された自家発の大半が緊急時以外は遊休設備となっております。 弊社では、管理システムの活用方法やメンテナンスコスト削減の施策をご提案しています。

震災時に導入した自家発を活用して、ピーク需要抑制を実現

遊休の理由
  • 1.導入目的が停電対策であること(停電時のみ運転)
  • 2.燃料価格が高く運転しても経済性が悪いこと
  • 3.運転すればするほどメンテナンスコストが掛かること

関東経済産業局管内に設置されている自家発の容量は1,000kW以上

一方で遊休中の自家発は災害などの緊急時対応やピーク需要の削減に貢献できる可能性がありますが、きちんとメンテナンスしておかなければ、"いざ"という時に稼働できない恐れがあります。燃料の確保,発電機の状態管理など、予め準備しておくことが重要です。
弊社は自家発エンジニアリング会社である強みを活かし、お客さまが保有するこれら遊休自家発をいつでも活用可能な状態に保ち、また管理システムを利用してピーク需要抑制を実現致します。

海外での展開

電力系統の需給逼迫が予想される時間帯において需要家が削減したピーク需要(ネガワット)を"供給力"とみなした取引(ネガワット取引)が成立しています。
ネガワット調達手段として、複数の需要家を「需要家群」としてまとめネガワット容量を確保する"アグリゲータービジネス"も成立しています。
※アグリゲータービジネス
自由化された市場においては、電力小売会社と需要家が直接交渉により小売価格・取引条件を決定します。交渉を行う際、電力取引量をまとめたほうが交渉力を発揮しやすいです。 この特徴に着眼しアグリゲーターは各需要家を足し合わせ(アグリゲートし)、これら需要家の代理人(エージェント)として電力会社等と取引を行います。

海外でのディマンドリスポンス取引事例

  • 1.2009年時点での北米におけるDRによる負荷制御ポテンシャルは、58,000MW以上と試算されており、全米のピーク需要の約7.6%に当たる。全体のうち、約9割がインセンティブ型のDRであり、電力会社と系統運用機関がそれぞれ半数のDR市場を設置・運営している。
  • 2.市場原理を通じて多用な主体による供給力が流通する中で、一時的な需要側の需要削減も供給力とみなした取引(ネガワット取引)が成立している。
  • 3.電力会社や系統運用機関がネガワット調達を行う手段の一つとして、比較的小規模の需要家を需要家群としてまとめてネガワット容量を確保するアグリゲータービジネスも登場している。

北米における負荷制御ポテンシャルと内訳

監視システムの導入

ピーク抑制は手法により抑制開始までの時間及び継続時間が異なるため、効率的、実効的な組合せが必要となります。当社のシステムを導入いただく各施設様に最適なサービスをご提供いたします。
※対応までの時間は短いが長時間は継続出来ない方法など、従来は活用されなかった方法も活用してピーク需要抑制を実現します。
  • トータルマネジメント
    Expandable
    エネルギーの見える化、遠隔操作(デマコン)機能に留まらず、建物のトータルマネジメント及び設備の予知保全、省エネルギー管理が可能です。
  • 導入コスト
    Low cost
    導入コストでお悩みの場合でも、多彩なサービスプランを組み合わせることにより、比較的安価な導入が可能です。
  • 計測システム
    Easy to use
    ワイヤレスセンサーネットワークなどの活用により多点数の計測システムを簡単に構築可能です。

システムイメージ

お問い合わせはこちら